【書評】『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』を読んで
本日も書評?でございます
今日はこの本。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)
- 作者: 森岡毅
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/04/23
- メディア: 文庫
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【要約】
サブタイトルに
「V字回復をもたらしたヒットの法則」
とあるのだが、
USJは、2001年のオープンから徐々に来場者数が減っていた。
この本の初版は、2014年2月。
あのハリーポッターエリアがオープンしたのが同じ年の7月15日であり、
この本は、新エリアオープンまでの3年間で著者の森岡毅が様々なアイディアを仕掛けていき来場者数をどんどん回復していった実録。
総資本800億円の会社が450億円かけてハリポタエリアを作り、エリアオープンまでに低コストで収益を上げていく快進撃!!
【書評・感想】
USJがオープンした頃、私は12歳。
確かオープンしたての頃は、ジュラシックパークやジョーズなどのハリウッド映画に特化したテーマパークという位置づけがあり、大人のためのテーマパークといった意味合いが強かった印象がある。
両親が2人だけでパークに行ったことがある。。
大人向けテーマパークということをよく物語っている^^
私ごとだが、
大学生の頃、USJでアルバイトをしていた。
著者の森岡さんが運営会社である株式会社ユーエスジェーに入社する少し前のことである。
私はおみやげ屋さんで働いていたのだが、
朝礼ではよく赤字報告を受けていた記憶がある。
低迷の影響からか徐々に会社がテーマを変え始め、
私がアルバイトを始めた頃は、ちょうどファミリー層に目を向けるようになってきた。エルモやキティー、スヌーピー等々かわいいキャラクターを導入して行ったのだ。
私が働いていた3年の間に、売り上げが徐々に伸び始め、
何かが変わり始めている気配はしていた。
接客のやり方も積極的な取り組みが増え、
働くのがどんどん楽しくなっていた。
そして10周年が始まる3月31日。
私は社会人となるためアルバイトを退職した。
アルバイトが大好きで、学生最後の日まで働いた。
その後は、ゲストとして毎年、年間パスを買って遊びに行っていた。
USJがどんどん変化していったのは、ゲストとして遊びにいっていた自分にも顕著に感じられた。
どんどん面白くなっていく!!!!
モンハン、ワンピース、ゾンビナイト、世界一のツリー、スパイダーマンのリニューアル、バイオハザード、そして後ろ向きに走るジェットコースタ!!!
この本では、これらのアイディアがどんな風に生まれたか、アイディアから実際にイベント化するにあたって会社内でどんな動きがあったのかがリアルに物語られている。10周年は低コストで盛り上げる必要があるなんてお話もあった。
これらの変化・戦略は全てハリーポッターエリアオープンに向けた改革?だったのだ!!
この本を読みながら、働いていた時の変化はこれだったんだ!!とか、このイベントを生み出すのにこんな努力があったんだとか、一悶着あったんだなどなど目から鱗!!
自分が従業員であったのと身近なテーマパークであったからこそ、とてもワクワクしながら読めた。
簡単には真似できるような話ではないけれども、アイディアの発想方法についても書かれていて非常に興味深かった。
マーケティングについても軽く触れられている。
真似しようというレベルの話ではないけど、、、。
アルバイトの経験から内部的視点と
ゲスト体験から外部的視点と
両方あるので本の内容がイメージしやすかったのだと思う。
ハリポタエリアも今年で4周年かぁ。
今もなお、進化を続けるUSJ!
是非読んでほしい一冊!!!
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乱文な感想になってしまった&
書評というか感想メインですが。
読んでくださった方ありがとうございます。
本日はこれにて^^